こんにちは!
CHINTAIスキークラブ サポーターの佐原です。
全国の桜が開花し始めましたね。
場所によっては満開のところもあるとか。
私も自宅近くで桜のつぼみを見つけて少しだけ明るい気持ちになりました❀
東京オリンピックの聖火が日本に到着したことなど、今朝のニュースは東京オリンピックの話題で溢れていました。
開催判断は数週間のうちにされる可能性がある、とのことです。
スポーツ選手は試合、アーティストはライブ 、など
積み重ねて来たものを発揮する場がないというのも大変苦しく悔しいことだと思います。
東京オリンピックが開催・延期・中止、どんな形になったとしても
目標に向けて一心に努力を重ねてきた選手たちが、どうか報われますように。
さて、第3弾となるシーズンの振り返りを
スキージャーナリスト・岩瀬孝文さんのレポート・写真と共に行っていきます。
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◎2019年12月15日
第35回吉田杯ジャンプ大会
『茂野連続2位、小林勇躍の3位』
前日の暖かさと変わり、一気にいつもの名寄の冷え込みに包まれたピヤシリジャンプ台。
日曜であり、たくさん訪れた観客も厚着での応援、合間には会場内でふるまわれた暖かい豚汁をほおばる姿が、あちらこちらでみられた。
名寄の国内開幕初戦においてわずか1ポイント差で2位に甘んじていた茂野美咲(CHINTAI)は、今日こそは表彰台の中央に立ちたいと願っていた。
「この大会はW杯の代表選考がかかっていたので何としても優勝したいと願っていました。たとえ逆風になっても飛距離を伸ばそうとして。11月のフィンランド合宿で毎日、追い風の中を飛んでいたので、それをこなす技術が備わったみたいです(笑)。1月の札幌W杯ではポイントをとることはもちろん、20位以内に入って次へのチャンスをつかみたいと思います」
意欲満々で達成でき得る目標を口にした。
11月、宮の森ノーマルヒルで着地後に転倒して負った左膝のケガを、じっくりと治しながら、順調なまま良いジャンプが見られた小林諭果(CHINTAI)も充分に気持ちの入ったジャンプで、表彰台を狙える5位につけた。
「練習の時から1本にかける気持ちで集中してジャンプをしなさいと、一戸コーチから言われていて。それが本当に大事なことだとよく理解できました。これまで少し気が抜けて飛ぶときがあって、そこに気をつけてジャンプします」
これまでは痛めていた左膝をかばいながら飛び出して、上から見ると右方向へ流れていく着地になっていたが、今日の2本目は表彰台がかかっていただけに、左右にぶれることなく気迫でランディングバーンの中央部にしっかりと着地を決めた。
「国内のW杯代表に出場できるかどうかの選考の試合なので、ものすごく気持ちが入りました。そして、自分でいろいろと飛び方が分かった気がしています。フィンランド合宿では後方からの風にも対応していく、負けないで飛んでいくぞ、という気持ちを養うことができました」
緊張の場面において1本たりともおろそかにしない、その集中したジャンプの大切さを理解した小林だった。
名寄2日目の吉田杯で優勝を飾ったのは、大型ジャンパーで進境著しい岩佐明香(大林組)。前日の3位を踏まえ、安定した2本を飛んで、ジャンプアップを果たした。
この日2、3フィニッシュを決めた茂野と小林はともにフィンランド遠征合宿を経て、それぞれに技術向上と上昇してみせた。
まずは国枠で札幌と蔵王のW杯に出場して2本目に残り好ポイントを獲得、その勢いの波に乗りトップチームに昇格して欧州W杯に出場する大きな夢がある。
ふたりは、そういう実現可能な目標を掲げ、熱心に飛び続けている。
・第35回吉田杯ジャンプ大会
1.岩佐明香(大林組)
2.茂野美咲(CHINTAI)
3.小林諭果(CHINTAI)
4.大井 栞(早大)
5.宮嶋林湖(白馬高)
6.勢藤理桜(下川商)
文・写真 岩瀬孝文
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最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「第98回全日本スキー選手権大会」です!お楽しみに!