こんにちは!
CHINTAIスキークラブサポーターの佐原です。
先日弊社の新入社員とオンライン会議で話す機会がありました。
これからの社会人生活に希望を持ち、溌剌と話す姿から元気をもらいました。
いつまでもフレッシュな気持ちでいたいですね。
さて、第7弾となるシーズンの振り返りを
スキージャーナリスト・岩瀬孝文さんのレポート・写真と共に行っていきます。
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◎札幌W杯女子ジャンプ第5戦
2020年1月12日
『小林、札幌W杯予選通過で33位』
やはり札幌大倉山の風は難しく、良い風が来ていたと思えば急にそれは止まり、あるいは横風に変わり一気に後ろからの風にもなる。じつに気まぐれな風の大倉山だった。
強い選手、勝つことができる選手は、なぜかわからないがその好ましい風をつかんでいるのである。これも不思議な現象であった。
手堅いながらも風を受けて、ひとつ伸び行くジャンプで確実に予選を通過した小林諭果(CHINTAI)は、W杯で懸命に飛ぼうと心に決めていた。
「チャンスをものにする。そうです、2本目に進んでW杯ポイントを獲得します」
ところが望んでいた風がなく、小林選手は1本目で103mを飛び上位30人に入られず、結果33位に終わりその夢に敗れた。
この札幌W杯を海外遠征、欧州W杯出場の足掛かりにしたいと切に願っていたのであるが、わずかにそれに及ばなかった。
「どうなんですかね、ですが、あきらめるわけにはいきません」
たとえどのような風であれ、しっかりと飛び抜けたい。
集中しながら緊張でがちがちの踏み切りにはならず、軽やかに大らかに空中に飛び出したい。
しかも、いくらか※サッツを外していたとしても、勢いとスピードで伸ばしていく。そういう思い切りの良ささえ必要であった。(※ジャンプ直前の踏切動作のこと)
あれこれ考えすぎることなく蔵王での健闘を期してのその思いだった。
「いつも世界のトップとの差を縮めるために頑張っているのですが、調子が良いオーストリアやノルウェーなどの有力な欧州選手と自分との差が埋まっているのかどうか、それを埋めきっていないのではないかと、さらに、もどかしさを感じています」
ジャンプを飛び終えて冷静に振り返る茂野美咲(CHINTAI)だった。
「まだW杯に出ている強豪選手たちとは、とくに技術面での差がけっこうあるように思えてなりません。それだけに、もっとテクニックについてのトレーニングを増やしていかなければならないと思います」
フィットネスと筋パワートレーニングは実績を残しつつ、数値アップもほぼ順調に進んできている。
ならば、より遠くへ飛んでいけるジャンプテクニックなのである。
試行錯誤が続いていく。
ふたりともに次のW杯開催地、ノーマルヒルの蔵王シャンツェでの圧倒的なジャンプをあたまに描きながら、静かに北海道から移動していった。
●札幌W杯第5戦 札幌大倉山LH
1.Eva PINKELNIG(オーストリア)
2.Maren LUNDBY(ノルウェー)
3.Daniela IRASCHKO-STOLZ(オーストリア)
5.髙梨沙羅(クラレ)
6.伊藤有希(土屋ホーム)
15.丸山 希(明大)
19.勢藤優花(北海道ハイテクAC)
31.岩渕香里(北野建設)
33.小林諭果(CHINTAI)
文・写真 岩瀬孝文
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最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「FISジャンプワールドカップ 蔵王大会 予選 ノーマルヒル」です!
CHINTAIスキークラブのインスタグラムでシーズン振り返りも行っていきますのでこちらもお楽しみに!