2023 FISノルディックジュニア世界選手権
こんにちは!CHINTAIスキークラブスタッフの元スキージャンプ選手の茂野美咲です!
2月上旬、FISノルディックジュニア世界選手権(以下世界ジュニア)に日本代表として選出された、CHINTAIスキークラブの一戸くる実選手に直接声援を送るべき、「CHINTAI応援団」としてカナダ・ウィスラーの地まで駆けつけました!
その様子をレポートとしてまとめてみましたので、どうぞご覧ください!
ウィスラーのジャンプ台は2010年バンクーバーオリンピックのスキージャンプ競技で使用されたジャンプ台です!
ウィスラーと言えば、スキー・スノーボードをする人には憧れともいわれる世界屈指のスキーリゾートですが、スキージャンプ台もあるんです!
ウィンタースポーツ大国であるカナダですが、なんと、現在運営しているスキージャンプジャンプ台はこのウィスラーのジャンプ台のみなのです。
カナダにはカルガリーにも1988年カルガリーオリンピックで使用されたジャンプ台があり、私茂野は15、6年前に飛んだことがあるのですが、現在は残念ながら閉鎖されています。
ということで、カナダ唯一のジャンプ台ウィスラーにて、私たちCHINTAI応援団は、一戸くる実選手をはじめ、スキージャンプ女子男子の日本代表選手を応援させていただきました!
女子個人戦
2月2日木曜日(日本時間では2月3日金曜日)
穏やかな気候の中、女子個人戦は始まりました。
今大会に選出された日本代表の女子選手は、我らがCHINTAIスキークラブの一戸くる実選手、そして、松本大学・宮嶋林湖選手、下川商業高校・中山和選手、札幌日大高校・佐藤柚月選手の4名!
日本では昨年の秋から、この世界ジュニア日本代表の座をかけた選考会が数回行われていました。その選考会を見事勝ち抜いた日本代表が、この4名とうわけなのです!言うまでもありませが、現在の日本スキージャンプ女子ジュニアのトップ4が揃ったわけです!
女子個人戦のエントリーは総勢45名。その中で二本目のファイナルラウンドに進出できるのは1本目の上位30名のみとなります。
世界ジュニアは20歳以下が参加資格のある世界大会ですが、ワールドカップやオリンピックで活躍している各国の強豪もこぞって参加する、めちゃくちゃレベルの高い大会なんです!というのも、今年1月に蔵王で開催されたワールドカップで、日本の絶対的エース髙梨沙羅選手などを抑えて優勝した、カナダのアレクサンドリア・ルーティトも例外ではなく世界ジュニアに参加してきました。
そんなレベルの高い大会で、ファイナルラウンドに進出するのは至難の業…というところでしたが…皆さんすでにご存知のように、日本代表選手全員が見事進出し、素晴らしいジャンプを見せてくれました!
先述した蔵王W杯の優勝者アレクサンドリア・ルーティトが流石の圧巻ジャンプで1位! そして、日本代表選手最高位となった一戸くる実選手は、第4位入賞!!!!
表彰台まであと一歩と、本人は悔しがっていましたが、それでも「悔いはないです!」と嬉しそうな表情を見せてくれました!!
ここ一番の舞台で、悔いのないジャンプをすることは本当に難しいことです。私は現役時代、その難しさを身をもって体験してきました。だからこそ!一戸選手の偉業を心の底から称えてあげたいです!
ブラボー!!バンザーーーーーイ!!
我々CHINTAI応援団も微力ながらも、会場で一番の音を鳴らしながら、ここは日本なのか!?と勘違いされるくらいの全力応援させていただきました!!
「スタートまでめちゃめちゃ聞こえて力になりました!!」と選手たちから嬉しいお言葉をいただき、感無量のCHINTAI応援団でございました。泣
女子団体戦
2月4日土曜日(日本時間では2月5日 日曜日)
さて、個人戦の興奮冷めやらぬまま女子団体戦の日がやって参りました!
日本チームは個人戦出場選手と同じ4名で戦いました!
個人戦での順位で計算してみたところ、1位スロベニア、2位日本、3位ドイツという予想でした。1位はスロベニアが堅く、ドイツと日本が僅差、というところで、ワンチャン日本チーム優勝…というところでした。汗
そして、こちらも皆さんすでにご存知のように、日本チーム優勝!!!!金メダル獲得!!
ワンチャンどころか大差をつけての大優勝でした!!!ほんとワンチャンとか言ってごめんなさい!涙
日本チーム4名全員が個人戦の時よりもさらに良いジャンプをしての優勝!!男子チームも、サポートを行い、日本チーム一丸となって勝ち取った優勝でした!!
世界ジュニア女子団体戦の日本チームの優勝は、2014年に髙梨沙羅選手、伊藤有希選手、岩佐明香選手、山田優梨菜選手が優勝を飾った時から9年ぶり、3回目の快挙です!!
団体戦は各国4名の選手が出場することが必須ですが、個人戦で1位と勢いを見せている開催国カナダでも、世界ジュニアに出場できるほどの選手は4名まで達さず、団体戦には不参加でした。
そんな中で、日本チームの圧巻の優勝、そして日本国内で世界ジュニアの選考会を行うほどの厚い層がある、ということは、日本女子ジャンプ界の未来に大いなる期待を持てますね!!う~楽しみ~!!
今回の女子団体戦選手みんなの大健闘、本当に素晴らしい!おめでとう!!
ブラボーーーーー!!バンザーーーーイ!!!!!!
混合団体戦
2月5日日曜日(日本時間では2月6日 月曜日)
さぁ、いよいよ世界ジュニアも最終日を迎え、最後の競技スキージャンプ混合団体戦です!
混合団体戦は女子2名、男子2名の計4名がチームとなっての団体戦です!!
選出されたのは、女子からは一戸くる実選手(CHINTAIスキークラブ)、中山和選手(下川商業高校)、男子からは坂野旭飛選手(下川商業高校)、杉山律太選手(下川商業高校)の4名です!
混合団体戦も、女子団体戦同様、前日までの競技成績からの予想をたてておりました。その予想は、日本チーム表彰台いける!かもしれない!!という感じでした。汗
まあ、でも本当に、この日本代表ジュニア達は良い意味で期待を裏切ってくれます…。
世界ジュニア混合団体戦、日本チーム第2位!!銀メダル獲得!!涙涙涙
表彰台登れるようにがんばろう!と意気込んでいた選手達でしたが、それぞれ個人戦以上の力を出し切り、ビッグジャンプの連発!!強豪ドイツチームを抑え、堂々の銀メダル獲得です!!涙
本当に素晴らしい!!なんという勝負強さ!!そしてチーム力!!
ブラボー―――!!!!!バンザーーーーーイ!!!!
女子団体戦、混合団体戦を現場で見ていると、代表選手はもちろんのこと、代表選手をサポートする選手、トレーナー、コーチ、みんなの団結力がすごい。きっとこのサポートあってこその銀メダル。チーム全員で勝ち取った金・銀メダルだと感じました。
こんな歴史に残る場面を、現地で目の前で応援できたこと、心から誇りに思います!
大会最後には私たちCHINTAI応援団も日本チームの皆さんと表彰台に上がらせてもらいました!
この若きエースたちは、間違いなく日本ジャンプ界の未来を担う存在となることでしょう。
勝負の世界ですから、この笑顔の裏で、悔しい思いをして涙を流した選手もいました。私自身も現役時代にその経験はあります。だからこそ伝えたい。その経験は間違いなく自分の強さとなり財産となります。
日本代表として立派に戦ったことを誇りに思い、胸を張って夢に向かって進んでほしい、と思います!
世界ジュニア日本代表の選手の皆さん!最高の興奮と感動、涙、笑顔をありがとうございました!!
これからも私たちCHINTAI応援団は、日本のスキージャンパー達を全力応援していきます!!
いけいけニッポン!!飛べ飛べニッポン!!
以上!世界ジュニアレポート、茂野美咲がお送りいたしました!
文中に載せきれなかったたくさんの写真は、CHINTAIスキークラブInstagramで公開予定です♪ぜひ御覧ください!!
CHINTAIスキークラブ 茂野美咲
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