こんにちは!
CHINTAIスキークラブサポーターの佐原です。
さて、シーズンの振り返りも今回で第8弾となります。
こうしてCHINTAIスキークラブの振り返りを行っていると自分のことも思い返します。
つい平穏な日々が恋しくなりますが、取り戻すためにも今は「STAY HOME」しかありませんね。
それでは、スキージャーナリスト・岩瀬孝文さんのレポート・写真と共にシーズンを振り返ります。
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◎2020年1月16日
蔵王W杯予選 蔵王NH
『茂野美咲、W杯予選を通過』
私が思うに先週のふがいない成績に終わった札幌W杯から、心機一転、気持ちを高ぶらせて予選にアタックした茂野美咲(CHINTAI)である。
「直前のHBC杯で3位に入って、いよいよ浮上のきっかけがつかめたような気がしています。そのイメージを大切にしながら蔵王にやってきました」
いくらか体調を崩し気味であった札幌W杯から、気を研ぎ澄ませての山形市の蔵王温泉入り、復調して充分に気迫を込めたジャンプをみせた。
蔵王W杯を前にして金曜夜に行われたW杯予選。
国枠をフルに使い12人がジャンプした日本チームは、髙梨沙羅(クラレ)97mで2位通過、勢藤優花(北海道ハイテクAC)86mで12位通過、伊藤有希(土屋ホーム)88mで13位通過、丸山希(明大)81.5mで22位通過、岩渕香里(北野建設)が85mで25位通過、ベテラン選手の茂野美咲(CHINTAI)は85mで27位通過、岩佐明香(大林組)が76mで35位通過、大井栞(早大)が78mで38位となり総勢8名が通過した。
一方の小林諭果(CHINTAI)は76mでなんと41位となり、W杯出場枠の40位へはわずかに0.1ポイント差で予選通過ならずに終わった。
また松橋亜紀(ドリームリンク)も73.5mの45位、五十嵐彩香(札幌大)は64mで51位、勢藤理桜(下川商)は61.5mで55位になりW杯予選を通過できなかった。
「こんなことがあるかなっていうくらいに、自分として情けないです。明日から応援にきてくれる会社の皆さんにも本当に申し訳ない気がします。この先、最終日のW杯に出られるかどうかはまだわかりませんが、そこで飛べることを信じて集中を高めていきます」
予選通過の40人に僅差で残ることができなかった小林は、その悔しさにまみれた。そして持ち前の潔さとともに気持ちを切り替え、静かに蔵王温泉の夜空を見上げた。
エイブルがサポートする高梨沙羅(クラレ)は、先週の札幌W杯では表彰台に上がることができず落胆の表情を見せていたが、この日はあれこれと考えすぎることなく、札幌から蔵王への移動時間において、たくみに頭の中をリフレッシュさせたのか、ついに高速で空中を飛び抜けるスピードジャンプが復活。
予選の最長不倒97mを記録してようやくほっとした笑顔を見せた。
みるからに昇り調子になってきた髙梨は蔵王で開催されるW杯個人戦、団体戦、個人戦の3試合に連日の表彰台も考えられ、その期待感に包まれた。
●蔵王W杯予選
1.Marita KRAMER(オーストリア)
2.髙梨沙羅(クラレ)
3.Sofia TIKHONOVA(ロシア)
12.勢藤優花(北海道ハイテクAC)
13.伊藤有希(土屋ホーム)
22.丸山 希(明大)
25.岩渕香里(北野建設)
27.茂野美咲(CHINTAI)
41.小林諭果(CHINTAI)
45.松橋亜希(ドリームリンク)
51.五十嵐彩香(札幌大)
55.勢藤理桜(下川商)
文・写真 岩瀬孝文
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最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「FISジャンプワールドカップ 蔵王大会 第6戦」です!
お楽しみに!