CHINTAIスキークラブ一戸くる実です。

2022-2023シーズンもたくさんの温かい応援をありがとうございました。

このシーズンは今まで経験することのできなかったたくさんのことを見て感じて学ぶことができました。

改めてこの一年を振り返りさせていただきます!

4・5月 秋田合宿

毎年サマーシーズンは秋田の合宿にて始まります!長い時間の有酸素運動や様々な動きを取り入れたサーキッドトレーニング、もちろん実際にスキージャンプ台でのトレーニングも行いました!

ここでワンシーズン乗り切る為の体力や基礎固めをします!

6月・7月  白馬合宿からのサマーグランプリ!

サマーグランプリという夏のW杯に出場することが決定し、同じサイズのジャンプ台のラージヒルでのトレーニングを求めて白馬合宿を行いました。



7月・8月・9月

サマーグランプリに参戦しました!初めて飛ぶジャンプ台で試合を行い、テレビで見ていた海外の選手と同じ舞台で戦うことがきました。

結果は思うようにいきませんでしたが、とても有意義な遠征になったと感じます!



11月・12月 冬の始まりから名寄での開幕戦

雪を求めてフィンランドで合宿を行いました。毎日飛ぶことのできる恵まれた環境の中で様々なことを試し自分のジャンプを確立するために頑張りました。

宿舎はアパートの一室での共同生活、自炊になっており、CHINTAIスキークラブで一緒に活動させていただいているゆかさんを含めた三人で、日常生活も含めてたくさん学び楽しい合宿でした!

帰国して国内での開幕戦が名寄で行われました。目標にしていた二連戦優勝はなりませんでしたが、初戦優勝、二戦目2位とやってきたことが繋がった開幕戦になりました!



1月 初めてのW杯

国内の予選を通過し掴んだW杯の切符。

初戦の札幌大会ではいいジャンプで一本目20位あたりにつくことが出来ましたが、ワンピースのサイズ規定で失格になってしまいました。

初めての舞台、ここまでできるのだと感じたと同時に世界の舞台の厳しさトップレベルになるとより大切になってくる細かい調整、悔しさから学んだことは今後にものすごくいきてくるように感じます。

そしてワンピースの調整をして望んだ蔵王大会では25位に食い込むことができ、初のW杯ポイントを獲得しました。



難しいジャンプ台と言われている蔵王のジャンプ台は日本国内にあるので多少の攻略法は知っていますが、ここで優勝した同い年の選手は蔵王での経験が少ないのに関わらずビックジャンプで初優勝していました。どんなジャンプ台でも自分のジャンプができる対応力は今後に必要になってくることだと思ったので来シーズンは海外の様々なジャンプ台でトレーニングを通して対応力を高めていきたいです。

そして同時にCHINTAIスキークラブとしての活動が始まりました。高校生だった今までと変わってプロになる自覚と責任、自分自身についてたくさん考える期間でした。

こうして私をあたたかく迎えてくださりたくさんの応援をしてくださるCHINTAIスキークラブの皆様へ感謝の気持ちを忘れず、一緒に世界を舞台に戦う選手に成長できるように精進します。



2月 大きな目標であった世界ジュニア選手権

国内での選考大会で選ばれた男女計8人がカナダで行われた世界ジュニア選手権に参戦しました。私を含めジュニア勢が目標にするこの大きな大会で個人戦4位、女子団体戦優勝、男女団体戦で2位という結果に終わりました。団体戦のメダルはうれしく感じましたが惜しくもメダルには届かなかった個人戦は来年のモチベーションにつながる試合になりました。来シーズンはこの試合の個人戦で優勝するためによりいいジャンプを求めて頑張ります!



3月 国内最終戦

帰国しすぐに宮様スキー大会などの連戦に挑みました。

世界ジュニア選手権個人戦の結果の考慮により、4月にW杯に参戦することが決まっていたため、この国内の試合で優勝して勢い付けたいと思っていました。ですが連戦の結果は2位や3位が続くもどかしい結果に終わりました。



4月 W杯参戦

国内トップ選手に混ざって参戦したW杯でしたが、やはり簡単に通用する世界ではないと実感する大会でした。自分のジャンプが最悪ではないのにここまで通用しない世界との壁、自分に足りない対応力といつも通りできないメンタルの弱さなどたくさんの穴が明確になりました。悔しい気持ちだけではなく学べることを学ぼうと思いトップ選手のアップやトレーニング方法、各国のコミュニケーションの取り方やチームの雰囲気などをたくさん観察し、今までより自分のなりたい選手像が明確になりました。




これにて私のシーズンが終了しました。

今まで遠かった世界ジュニア選手権やW杯の舞台で世界との差を確認することができた今シーズンはうまくいったように見えてたくさんのやらなければいけないことが明確になったシーズンであり、

CHINTAIスキークラブに所属し、CHINTAIの皆様はもちろんですが多くの応援してくださるファンの方々に今までよりも成績で恩返ししたいという気持ちが大きくなったシーズンでした。

来シーズンも目標は高く、期待に応えられるように頑張りたいと思います!

SNSやテレビ越しに応援してくださった皆様、遠いのに関わらず現地にて応援してくださった皆様、そしてCHINTAIスキークラブ応援団の皆様、本当にあたたかくて強い応援をありがとうございました。

今後もゆかさんと一緒に国内スキー界だけじゃなくジャンプ界を盛り上げられるように頑張ります!

ぜひ応援よろしくお願い致します!

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました!

CHINTAIスキークラブ 一戸 くる実