こんにちはCHINTAIスキークラブ
スキージャンプ選手の小林諭果です。
スキージャンプ競技をやっていると
「どうしてジャンプを始めたのか」
を聞かれることがあります。

わたしの場合は兄(小林潤志郎選手)と
弟(小林陵侑選手)が先にジャンプを始めたのですが、
気がついたら私も飛んでいました。

では、一番最初にスキージャンプを飛んだ人は
「どうして始めたのか?」
気になるスキージャンプの
起源と歴史をまとめてみました。

スキージャンプ競技とは?

スキージャンプの起源を知る前に、そもそもスキージャンプとはどんな競技なのか?
スキージャンプは山に作られたジャンプ台からスキーで滑り降り、ジャンプをして、その距離を競う競技です。
みなさんがよくわからないと思うポイントについては前回記事

【事故は嫌】スキージャンプ選手小林諭果が気を付けている事!スタート前・滑空中など場面別にご紹介します!

で簡単にまとめていますのでご確認ください!

 

スキージャンプの起源はノルウェーの処刑方法だった説!

『罪人にスキー板をはかせて山の上から突き落としたのが起源』 死んでしまったらそれまで。 無事に生き延びたら罪が軽くなったり無罪になるんだとか。 時速90キロ近いスピードで山から滑り降り 傾斜に向かって飛び降りるスキージャンプ競技。 怖いと感じるのが当たり前だと思います。 そんな恐怖を感じるスキージャンプ競技なら 起源が処刑方法だったことだってありえなくないのでは?

スキージャンプの起源は遊びが発展した説!

スキージャンプの起源として、
1840年頃、ノルウェーのテレマーク地方が発祥とされている。
スキーでゲレンデのこぶなどをジャンプして飛び越える遊びがはじまりで、
スリルを味わう為に記録にチャレンジした。

スキージャンプ競技ではジャンプの美しさを飛型点で採点します。
得点の要は着地姿勢、「テレマーク」が重要になります。
このテレマーク姿勢も
テレマークスキーから発展したのならば
納得がいきますね。

スキージャンプの起源とオリンピックの歴史

スキージャンプの起源は、
先にあげたように1840年ごろノルウェーのテレマーク地方が発祥地とされているます。

1877年にスキージャンプ最初の競技大会がノルウェーで行われました。

1879年にはテレマーク地方にいた
靴屋の少年ジョルジャ・ヘンメスウッドが
クリスチャニアのヒューズビーの丘で
23m飛んだという記録が残っています。

スキージャンプ競技オリンピックの歴史

1924年 第1回大会冬季オリンピック
シャニモー・モンブランオリンピックから
ノーマルヒル(旧称:70m級)が実施されました。

1964年 インスブルック大会 
ラージヒル(旧称:90m級)が新たに正式種目に加えられた

1988年 カルガリーオリンピック
団体種目が追加されました。

2014年 ソチオリンピック
女子ノーマルヒルが正式種目となった。
(スキージャンプ競技はオリンピック正式種目のうち男子種目しか実施されない数少ない競技のひとつであった)

 

また、記憶に新しい
2018年 平昌オリンピックでは
高梨沙羅選手が日本人初の銅メダルを獲得しました。

 

(関連記事)
【平昌オリンピック応援記】女子スキージャンプ
 

スキージャンプの起源の真相

名寄ピヤシリ小林飛型

スキージャンプの起源は遊びから発展した説が濃厚!
処刑法だったという説は根拠が見当たらない為俗説だとか。

実際に処刑方法だとしてもおかしくない怖さではありますが
今は道具や施設が発展しており事故などはほぼ起こりません。

怖さよりも楽しさの勝るスキージャンプ競技
皆様是非現地で観てみてはいかがでしょうか?

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